私のプロフィール

離婚や家庭問題でのご相談では、できれば他人には話したくない極めてプライベートなお話を伺わなくてはなりません。

どこの誰かも分からない者にご自身のプライベートをお話頂くだけでは、いかにも不公平かと思いますので、恥ずかしながら私のこともお話してみたいと思います。

私は、大学卒業後、せっかく上級職として入った公務員の仕事を捨て、学生の頃からの夢だった旅行会社を立ち上げました。

しかし・・・全くの実力不足であえなく倒産。巨額の債務だけが残りました。

楽しいはずの20代後半から30代初めまで借金返済の苦しい日々に明け暮れ、“死んだ方が楽かも知れない”と何度も思うほど精神的に追い詰められ、お金の大切さや恐ろしさをつくづく感じさせられたものです。

その間のサラリーマン生活を経て、再度事業を立ち上げました。
平成11年、北九州小倉にて不登校生のための学校設立です。

問題を抱えた多くの子ども達と悪戦苦闘を重ねる日々の中、問題の根源は家庭にあると感じました。在籍する生徒の約半数が母子家庭(又は父子家庭)でしたし、両親の不仲や離婚などが子ども達に与える影響の大きさを痛感したものです。

このため、子ども達だけではなく、お父さんやお母さん方の心のサポートを目指し、大学の心理学の教授を中心に心療内科の医師や教育カウンセラーの先生方とも連携し、定期的に相談会や学習会の場を設け、さらに各地でセミナーなどを開催して参りました。

これらの活動を通じ、多くの家庭問題、子育てやご夫婦自体の問題などに接し、紙の上だけの学習では得ることが出来ない多くの勉強をさせて頂きました。

また、学校運営を通して、多くの母子家庭のお母さん方の経済的な苦労に接し、経済的な困窮に陥らない離婚のサポートを目指し、平成20年に行政書士事務所を開設。以来、離婚問題に特化した業務を行って参りました。

ただ、いつの間にか、離婚業務そのものよりも、その前段階のカウンセリングの場であることが多くなり、現在では夫婦のあり方その他の家庭問題についてのカウンセリングが中心となった感があります。

以上、恥ずかしながら多くの間違いや挫折を経験してきて、今日の私があるように思います。

“朝の来ない夜はない”・・・のです。

大きな挫折をしても、大きな失敗を犯しても、諦めずに、投げずに堪えて頑張れば、何とかなるものです。

夫婦の問題というのは、当事者にしか分からない苦しさがあります。
また、夫婦で抱える問題は、それぞれ異なるものであって、すべての夫婦に共通した解決方法などはありません。

それだけに、テキストで勉強をして得られた知識だけでは解決し得ない問題であります。

人生の大きな岐路に立たされた時、私が何らかのお力になれればと思っています。